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手をつなごう!(乳がん体験記)

フミさんの思い。


みなさん、こんばんは~!


今日は楽器店さんから午前10時半頃に


「お預かりしたクラリネットのコルク交換が

終わりました。」
 という嬉しいお電話があったので

フミさん(蓄膿症の通院を明日に控えている夫) の

出勤時間に合わせて車に乗って真鶴駅まで行きまして

一緒に小田原駅まで電車に乗って話ができました^^


綺麗なコルクに張りなおされたクラリネットを

ほっとしながら受け取って、

帰り道に買い物をしたりちょっと小田原散策でもしようかって

一瞬思ったけど、

「アン君が待ってるから帰ろう。」 って思いまして

早々に真鶴に戻りました(^^;)



遺骨となったアン君でも、一人にさせて寂しがらせたら

ダメだって。

っていうか、まっちゃんが寂しいの(/∀\*)


フミさんも同じで、例えば静岡県の函南町に

アン君の写真を綺麗にプリントアウトして

もらおうってカメラ専門店に行っても


その足で伊豆方面にドライブを続けても

アン君の介護、看病は区切りが付いたのだから

慌てて帰る必要なもう、無いのに


「アン君が待ってるから、帰ろう^^

点滴、点滴~ なんてね~!」
 って笑いながらも

背中が寂しそうだったり。


昨日は夜中になってから、ぼそぼそっと言うの。

「アン君に点滴する時の手の感覚が

未だに残ってる。粘土に射すみたいな感覚がね。」



フミさんにも14年間というアン君との人生が

しっかりと刻み込まれているのだと

ありがたくて、泣きました。



今日、フミさんと電車に乗っている13分位の間に

アン君が天国へと旅立った日からの話をしました。


フミさんは自分がアン君に向けて、筆ペンで

書きなぐった様な手紙を棺の中に入れたんですが

余りに動揺していて、内容を覚えていないというので

まっちゃんのスマホに残っている手紙の画像を

見せると、自分で解読していました^^:


「あの日、明け方4時までフミさんは

アン君の部屋にいたんだよ。 何をしてたの?」って

質問したらね、


「アン君の耳をずっと触ってた。

もう触れないから。 あと足とかお手手も

さすってた。」
 っていうお返事でした。


アン君を火葬してフミさんはまっちゃんと

アン君を自宅に送り届けると、直ぐに

仕事に向かいました。


まっちゃんの気持ちがどれ程落ち込んでいるか

心配になってメールをくれたけど

まっちゃんは気付かなくて。


「もしかして、アン君の後を追ってしまったのか!?」


かなり心配をしてくれていて、


いつ、どのタイミングで

まっちゃんが消えてしまうのかって不安を

抱いているような気がします。


今日も午後、何気ないメールが来るの(^^;)


「楽器、直った?」


普段は仕事中にそんなメールは

送って来ません。


まっちゃんが乳がんの抗がん剤治療中には

これほど精神面では心配をしてなかったし

むしろ、一緒にウイッグを被って

笑わせてくれたり、一緒にお風呂に入ると

残った髪の毛をカミソリで上手に剃ってくれて

出来上がったまっちゃんの頭はとっても寒いから

乾いたタオルを載せて湯船に浸かると

何やらツボにはまったらしく、爆笑されたりw


そんな闘病生活だったので、今回の

アン君の旅立ちの方が、フミさんにとっても

家族を支える立場としては、フンドシを締め直しているようです。


その優しさを毎日どこかのタイミングで

感じているので、アン君からの贈り物として

温かく感じています(〃▽〃)



今日は楽器店の帰り道に真鶴商店街を

歩いていると、ワンコ友達とお会いできて

そこから車で送ってもらいました(^^)

そしてアン君にお線香をあげて下さいました。

本当にありがとう



さぁ! 今からフミさんに感謝の気持ちを

表すためにぃ


カレーを作りますね




ファイティーーーーン






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コメントコメント


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アンくんはちゃんとそばにいて

まっちゃんとフミさんの絆を強めてくれてる・・・
素敵なことですね。

家族としてわんこと暮らしていない人は
「犬ごときで」って思うかもしれないけど、
「犬」じゃなくて「家族」ですからね、
悲しくて当然なんですよ。

アンくんと思い出を語り合いながら、
ゆっくり元気になってね\(・_・)

アンくんと過ごした時間と向き合うこと、
アンくんと対話することは、
これから前に進んでいくために、
大切なことだと思います・・・

アルまま | URL | 2015/10/09 (Fri) 10:26 [編集]


Re: アルままさぁん! いるよねぇ(^^)

こんばんわぁ~! アルままお姉ちゃん(^^)

フミさんね、アン君が来世でもうちの子になってくれるのを
確信してるんだって^^;
筆ペンで書かれた内容を自分でも声を出して、電車の中で
頷いてたんだぁ!

普段はアン君にべたべたした愛情表現をしなかったから
まっちゃんには見えなかったフミさんの優しさ、アン君への
思いが、こうして形となって表れてきてくれて、本当に
心が和むし、涙の意味合いが違っててね^^
その時は、嬉し涙だね(^^)

アルままお姉ちゃんは、高齢になったアン君を
わが子の様に可愛がってくれて、応援してくれるね^^
そのお気持ちが、介護している側のまっちゃんや、フミさんは
どれほど励まされていたか。
いつの頃からか、アン君を通して友情が芽生え、
絆が深まって。

アン君は本当に最高の家族だぁ((ノェ`*)っ))タシタシ

「一人じゃないよ」ってアルままお姉ちゃんは
いつも教えてくれる^^

本当にありがとうね(感涙)

まっちゃん | URL | 2015/10/09 (Fri) 18:24 [編集]


 
 

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