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手をつなごう!(乳がん体験記)

職場への報告

平成22年11月27日。午前中に主治医から「乳がん」という正式な子靴を受け、夕方の6時半に職場の店長にこれからの治療方針の説明や治療による長期休職をお願いすべく面談をして頂いた。


主人にも一緒にいてもらった。食堂に通されていざ病気の説明をしようとしたところ、「その前に話がある」と店長がお話をはじめられた。

以下の言葉を夫婦で愕然としながら聞いた。

1 前日の朝礼当番に偶然にもあたった私が「乳がんになってしまいました。治療を受けて、また皆さんと笑顔で働  けるように頑張ります。ご迷惑をおかけしますが、宜しくお願いします。」というスピーチをしたことに不快  感を訴えてきた者がいる、とのこと。(誰かは教えてもらえなかった。)


2 これから抗がん剤治療を受けて脱毛すると、帽子やカツラをかぶって働きにくるのだろうけど、それも不愉快だ  と言っている者がいる。(これまでと同じ労働ができないなら迷惑ということ)


3 お客様からの電話でのクレームがあった。私がレジの手伝いをしていた際にあるお客様が「病気に負けないでが  んばってね。」と私を励まして下さったのを隣のレジに並んでいたお客様が聞いていて「不愉快だった。」と  いうお電話があった。


4 店長としては「そういう考えの者もいるということを理解しておいて欲しい」とのこと。


はっきり言って乳がんの告知よりも何倍もショックを受けた。涙が止まらなかった。主人はあきれて黙っていた。

いわゆる「カミングアウト」をした事には勇気が必要だし覚悟もしていた。

何よりも早期発見・早期治療を促す意味では患者からの「なまの」声が一番効果があると思ったし、その日「良く言ったね。えらいね。」と声をかけて
くれる仲間もいた。まさか店長からそういった言葉を告げられるとは予想もしていなかった。


今でも「なぜ店長の胸にしまっておいてくれなかったのだろう…」という疑問が私を苦しめている。



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平成22年11月27日。午前中に主治医から「乳がん」という正式な子靴を受け、夕方の6時半に職場の店長にこれからの治療方針の説明や治療による長期休職をお願いすべく面談をし... [続きを読む]

まとめwoネタ速neo / 2012/05/30 (Wed) 16:34